まじめに考察

他の産業のことはわかりませんが
製造業は二つの要因で感染症による影響を受けています

サプライチェーンの混乱
今の製品はどんなものでも半導体が組み込まれています
感染症による世界的混乱や在宅通信需要などにより、その半導体や一部の部品の供給が著しく悪くなっているようです
そのため99%の部品は供給可能でも1%の部品がないために、生産の全てを止めるということが発生しており、自動車のみならず様々なジャンルのメーカーで減産を余儀なくされています
これはわりと長いこと続いていて、今のところ解消の兆しを感じません
製造業はこの問題の解決が最優先でしょう
だったら国内で作ればいいじゃんと思う人もいるかもしれませんが
しかしこの問題の根底には、過去の国内産業の空洞化のツケや、半導体の世界的寡占化などがあり、簡単には語れない深く大きな課題となっています
日本がかつて必要ないと思って捨てたものが、今になって重要だったと思い知らされて後悔している
そういった状況でしょうか

感染症拡大によるビジネスの混乱
いうまでもなくコトの根源ですが、これも長いこと続いているために
様々な感染症ビジネスが確立されてきて
補助金や協力金バブルと呼ばれる状況にもなっています
大半の中小企業経営者は苦しんでいると思いますが
このままのほうが儲かる人たちが一定数いるということも現実です
そして、あまり言われてませんが
経営者目線でいうと最も怖いのは、労働者のモチベーション低下です
これは詳しく言及しませんが、仮に感染症が終息したとして
人はかつてのように意欲をもって働きはじめるのでしょうか?

書いていると暗い話になってきましたが
製造業の回復期には部品需要の急上昇があるだろうと個人的に考えています
世界的なインフレも影響し、これまでのコストコスト一辺倒ではない時代がくると予想しています
コストより安定供給を要求されると予想しています
(それが短期的なものか、サプライチェーンの見直しなどを含めた長期的なものか不明)
一方で供給力が棄損したままで顧客の安定供給に応じられない企業も多くでてくると予想しています

弊社としては
コロナ過においても最低限の補助金などを利用し設備投資は行ってまいりました
供給力は下げておりません
今は新しい顧客や仕事に積極的にチャレンジしています
社員には、これまでと毛色が違い、すこし難しいと感じる仕事を求めています
なるべくモチベーションが下がらないようメリハリをつけています

最後まで長文の戯言にお付き合いいただきありがとうございました
エクシード戸村

最後に癒し動画をどうぞ